FirefoxをVimのように操作するアドオン「Vimperator」

Firefoxのアドオン「Vimperator」を紹介します。
VimperatorはFirefoxをVimのように操作することができます。
導入は簡単でFirefoxの「メニュー」→「アドオン」でVimperatorと検索して、インストールするだけです。

ただ、初期設定のVimperatorは少々使いにくいのでVimperatorの設定ファイルである「vimperatorrc」を編集します。

vimperatorrcの作り方

ノーマルモード(Firefoxの左下に何も表示されていない状態)で

:mkv

と入力します。
そうするとホームディレクトリに「_vimperatorrc」(Windowsの場合)もしくは「.vimperatorrc」(Linux)というファイルが出来上がります。

vimperatorrcの編集

vimperatorrcをテキストエディタで開いて編集します。

おすすめの設定をいくつか載せておきます。

ヒントモードに出てくる数字を文字に変更

この時ホームポジションのキーのみで選択できるようにすると使いやすくなります。

set hintchars=lasdfghjk

ヒントモード時のハイライト

見やすければ何でもいいですが、私はこのように設定しています。

highlight Hint font-family: Arial; font-size: 20px; font-weight: bold; color: Cyan; text-shadow: 2px 2px 3px black, 2px -2px 3px black, -2px 2px 3px black, -2px -2px 3px black;
highlight HintElem color: gray; background-color: lightcyan;
highlight HintActive color: gray; background-color: Cyan;

スクロール幅の調整

Vimperatorの特徴はマウスを使わなくても指をホームポジションに置いたままスクロールできることです。
しかし初期設定では一回のタイプでスクロールする幅が少ないので増やしておきます。

map j 5<C-e>
map k 5<C-y>

vimperatorrcを編集したら、Firefoxを再起動するか
ノーマルモード(Firefoxの左下に何も表示されていない状態)で
Windowsの場合は

:source ~/_vimperatorrc

Linuxの場合は

:source ~/.vimperatorrc

と入力し、設定ファイルを再読み込みすることでvimperatorrcの設定が有効になります。

実際に使ってみよう

設定が終わったらノーマルモードで

:help

と入力してヘルプを開きましょう。
いろいろな便利コマンドがあるので、少しずつ覚えてVimperatorマスターを目指しましょう。

注:最近のWebページはマウス操作が前提のものがあります。そういった場合はおとなしくマウスを使いましょう。