CentOS6.6にownCloud8.0インストール

以前から気になっていたownCloudをインストールした時のログです。

まず始めに、ownCloudの推奨環境を調べたところ

  • PHP 5.4以上
  • MySQL 5.5.31以上

という記事を見つけたので上記パッケージを持っているremiリポジトリを追加し、アップデート、apacheの再起動

# rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
# yum update --enablerepo=remi mysql*
# service httpd restart

MySQLをアップデートする際に、依存関係によりPHPもアップデートしてくれたので上記コマンドでバージョンアップ終了

 

(余談)
ブログ執筆時に公式サイトを見に行ったらMySQLについて

  • MySQL/MariaDB 5.x

という記述を見つけたのでMySQLは無理して5.5にバージョンアップしなくてもよかった。。
(余談終わり)

 

次に、データベース作成

# mysql -u root -p
mysql> create database owncloud default character set utf8;
mysql> grant all privileges on owncloud.* to owncloud@localhost identified by '(パスワード)';
mysql> flush privileges;
mysql> quit

 

ownCloudをダウンロード
(2015年4月11日時点での最新安定版はバージョン8.0.2)

# wget https://download.owncloud.org/community/owncloud-8.0.2.tar.bz2
# tar jxvf owncloud-8.0.2.tar.bz2

 

解凍したディレクトリをDocumentRoot以下に配置し、オーナーを変更

# cp -r owncloud /var/www/ssl/
# chown -R apache:apache /var/www/ssl/owncloud/

 

データ用のディレクトリを別に作成し、オーナーを変更

# mkdir /data/owncloud
# chown -R apache:apache /data/owncloud/

 

ブラウザでownCloudを配置したディレクトリにアクセスすれば、初期設定画面が出てくるので、ユーザ名とパスワードを登録
(この時にPHP関連のパッケージが入っていないというメッセージが表示されたら適宜インストール)
(例)

# yum install --enablerepo=remi php-gd
初期設定画面
初期設定画面

 

「ストレージとデータベース」をクリックして、データ用ディレクトリとDB(MySQL/MariaDB)の設定を入力する

初期設定画面2
初期設定画面2

 

「セットアップを完了します」をクリックすれば完了

ownCloudのページ
ownCloudのページ

 

追記(2015年4月12日)

ファイルアップロードの上限値が2MBだったので、その上限値を1GBに変更

# vim /etc/php.ini
memory_limit = 1G
post_max_size = 1G
upload_max_filesize = 1G

# service httpd reload